保険の適用は可能だが条件や制約があることに注意
カントン包茎の手術は、加入している健康保険を適用させた上で受けることが可能です。
カントン包茎は、露出させたままの状態では包皮や亀頭に腫れや痛みが続き、放置をすると露出した部分を元の状態に戻すことができなくなる場合があります。
日常生活に影響が出るようになる前に、早期の治療が必要です。
ただし、カントン包茎の手術を行っている医療機関すべてで健康保険を適用させられるわけではありません。
カントン包茎の手術を保険診療にするためには、その医療機関が国の医療保険制度に関する法律に基づいて厚生労働大臣からの指定を受けている必要があります。
また、手術方法についても保険の適用範囲に含まれているものを選ばなければなりません。
これらの条件が揃っていれば、当日健康保険証を受付で提示するだけで保険診療の価格が適用されます。
忘れてきたり、紛失したりして健康保険証を提示できないと自費診療にされてしまう場合があるので、自宅を出る前には持ち物のチェックを必ず行いましょう。
保険適用による手術の価格は患者の年齢や所得などに応じて異なる
保険診療によりカントン包茎の手術を受けた場合の価格は、治療を受けた本人の年齢や所得の状況によって変わります。
価格差は選択する手術方法のみに生じ、どの医療機関で手術を受けても、同一の術法であれば全く同じ価格になります。
現在の医療保険制度では、6歳から69歳の人は3割、6歳未満で就学前の子供と70~74歳までの高齢者が2割、75歳以上の後期高齢者が1割の負担率となっています。
ただし、1割もしくは2割の負担に相当する年齢の人も、所得が現役世代(20~60歳)並みにある場合は、現役世代と同様に3割を負担することになります。
カントン包茎の治療を受ける人の多くは、現役世代の範囲に含まれるので、手術の価格は通常かかる価格の3割と考えておくと良いです。
しかし、3割負担といってもまとまった金額になることには変わらないので、手術費用分にあてるお金の用意の仕方は前もって決めて実行しておきましょう。
まとめ
カントン包茎の手術は、陰茎の状態次第や選択する術法、手術を受ける医療機関によっては公的医療保険を適用することができます。
保険が適用された場合、患者が負担する手術費用は、患者本人の年齢や所得の状況に応じて自費診療の場合に支払うことになる費用の1~3割に相当する額まで抑えられます。
かなり金銭面の負担は軽くなるものの、まとまったお金が必要になることには変わらないので、カントン包茎の手術費用は計画的に用意しましょう。